解決事例

【解決事例◆離婚】離婚後の学資保険の解決事例(弁護士 鈴木忠司)

2018年01月31日

離婚後、元夫が行方不明の中で、元夫が契約者の学資保険の保険金を元妻が受け取った事例

離婚する際、夫は、夫が契約者で一人息子を被保険者とする学資保険を譲渡し名義変更すると約束したので、離婚後の保険料を元妻が支払い続けてきたが、息子が高校に進学するに当たり支給される生存保険金40万円は受取人が元夫なので元妻は受け取れないと郵便局で言われたと相談を受け受任しました。
約束していた養育費も滞納していたので元夫に対する養育費支払請求権を被保全権利として独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険機構を被告として債権者代位訴訟を提起しました。
債務者である元夫の無資力が争点になりましたが、結果的には被告郵便簡易保険機構に対する生保険金請求権の代位行使が認容され、「被告は原告に対し、40万円を支払え。」との判決が言い渡されました。

それから3年後に学資保険の特約保険金400万円を受給するにはどうしたらいいかと再度相談を受け受任しました。
元夫を被告として、原告と被告は、協議離婚の際に、離婚に伴う財産分与の一環として、被告の有する本件学資保険契約の保険契約者としての権利義務を、原告に承継させる旨合意したと主張し「被告は、原告に対し、原告が別紙簡易生命保険契約目録記載の保険契約における保険契約者の権利義務を承継することにつき、保険契約者の地位の任意承継請求手続をせよ。」との訴訟を提起し、公示送達の申立てをして、原告勝訴の判決がおり、任意承継の手続が終わり、高校卒業時にはめでたく保険金400万円を受領し大いに感謝されました。

(弁護士 鈴木忠司)